三菱重工長崎造船所の150トン・クレーン。・・・見慣れた景色だけに、誰も特に意識はしていないようですが、100年も前に組み立てられたものが、明治・大正・昭和・平成と4つの時代をまたいで、変わらずこの地のランド・マークとして存在する・・・という事実はすごいことです。しかもまだ現役として稼働中です。(現在、国内で稼働中の、このタイプのクレーンは、佐世保市の250tクレーンとこの150tクレーンだけ)
つまりこの150トン・クレーンは、太平洋戦争の空襲と、あの原爆をもくぐり抜けてきたわけです。
この150トン・クレーンは文字通りランド・マークであったため、米軍機から爆撃目標にされ至近弾を受けたこともありましたが、大きな被害からはのがれてきています。また、原爆の猛烈な爆風にも耐えています。爆心地から遙かに遠い伊王島の灯台が爆風により歪んだ、という事例をとっても、このクレーンが倒されなかったという事実は、驚異的なことです。
昭和20年8月1日の空襲による被災
原爆投下後、9月14日に撮影された写真

また戦時中、英国軍の捕虜たちが造船所で就労していた際、この150tクレーンがスコットランドから来たことを知ると、毎日感慨深げに、このクレーンを眺めていたそうです・・・















