2009年に最後の一頭が引退するまで、「坂の街・長崎」では、車の入れない坂の小径を、荷物を背負った馬が上り下りする光景は、普通の光景でした。
それから4年後の2013年、私はその最後の馬を曳いて、山の中の放牧地から諏訪神社の近くの商店街まで、子ども達を「引き馬」するイベントの為に歩きました。 びっくりしたことは、街の人が、なにひとつ驚かなかったことです。誰もがまだ、長崎市では馬が普通に働いているのだと認識していたのですね。 その最後の馬も、昨年2024年の夏に亡くなってしまいました。 そんな長崎の街と荷運び馬のことを簡単な漫画にしてみました。