こういう記事を書くときは極力感傷的にはなりたくないものだ、と思うのですが。
この7月に閉店する長崎大丸(岡政デパート)のHPに掲載してある画像のように、マスコット・キャラクターの「政どん」が深々と頭を下げた姿と「157年間ありがとう」の言葉を見ると、言いようもない虚しさがこみ上げてきます。
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岡政デパートから長崎大丸に変更となってからは、長い間ひと気のない屋上に置かれていた、マスコット「政どん」・・・。みなさんへのお別れの挨拶のために久々にアーケードに姿を見せています。皆が頭をなでていくせいか、政どんの顔がつやつやしていますね・・・
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政どんの立つ台座には「先義後利」という経営理念を示すレリーフが埋め込まれています・・
私の記憶の中では、やはり「岡政デパート」でした。写真のような屋上遊具で遊んだ記憶は無いけれど、デパートと言えばおもちゃ売り場やレストランがあって、そこに足を運ぶだけで自然に笑顔になれるような場所であったことは間違いありませんでした。
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岡政の始まりは安政元年の創業・徳島屋であり、その後明治27年に「岡政呉服店」、昭和9年に「岡政百貨店」として長崎の老舗して親しまれながら、経営難もあり昭和57年から「長崎大丸」として新生スタートしていました。
(写真は昭和初期・「夏衣大売出しの文字が見えます)
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明治期。画面右手が岡政呉服店、左側は創業者岡部徳太郎の妹婿・野瀬治兵衛が興した岡部呉服店です。
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市内の老朽家屋の板壁に残る岡政のほうろう看板。「長崎・デパート」の文字がよりいっそう寂しく見えます。
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店を失う中、いろんな思いがあるのでしょうが最後まで深々と頭を下げ、「ありがとう」で締めくくろうとする老舗の心意気だけは忘れてはいけないと思うのです・・・

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