朝方はとなりのお婆ちゃんちでウグイスが鳴いたというのに、昼から嵐になりました・・・。

「私の日本地図⑮壱岐対馬紀行」のあとがきの言葉は、次のように結ばれています。
「・・・一人でいいから、本書を精読する変わり者の若者がいて欲しいと願う。」

新聞連載の最終回を見ていただいた方より、とても深く澄んだメールを頂き、心の奥が震えました。
だから、前述の言葉を深く実感しました。たとえ一人の方のひとつの言葉であっても「声」が伝えらえるというのは、ものすごく大きなことですね・・・・。
その方の言葉をもって、ここに完全に連載の締めくくりをすることが出来たように思いました。本当にありがとうございました。

そして今日立ち寄った図書館で宮本常一さんの著書を少しだけめくったところ、生家は善根宿をされていたそう・・・。

ぜんこん‐やど【善根宿】とは・・・・
修行僧や遍路、貧しい旅人などを無料で宿泊させる宿。宿泊させることは、自ら巡礼を行うのと同じ功徳があるとされた。

・・・とあります。ということは、巡礼者以外にも通常の宿に泊まれない様々な人が宿を借りにくるわけです。このような善良というか慈悲深いシステムがかつての日本社会にあったことが驚きでした。
どちらかと言えば、日本の社会は身分制度によって人を厳しく選別・区別していたというイメージが先行していましたので。