今、多くの観光客が訪れる「出島跡」や飲食店が立ち並ぶ出島ワーフなどがある場所と言えば、わかりやすいだろう。
下の写真は、千馬町の町名の由来を説明するもので、多くの写真から推察すると明治37~38年の日露戦争の為に大陸へ輸送されるのを待つ馬たちと思われる。
沖に停泊しているのは軍艦ではなく輸送船であろう。
出島・元船岸壁が整備されたのもこの頃であるが、写真が撮影された時に、大型の輸送船が横づけできたかどうかは、この写真からは確定できない。
積み込むためには艀のようなものに乗せ換える必要があるので、かなりの時間がかかったであろう。
必然的に千馬町にはその名のごとく、何千という馬たちが係留・滞在していたわけである。

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