アトリエ隼 仕事日記

長崎の遺産とも言うべき炭鉱・教会・対州馬など、「よかもん」をご紹介いたします・・・

対州馬

対州馬の飼養と調教 35「 馬運車を自作する場合、どのような構造にすべきか 」


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考えておかないといけない大切な点は次の5つ程度と考えます。

①走行中、馬の頭部を保護できる構造
②走行中、馬が飛び出さない構造
③乗り降りがスムーズにできる踏板の設置と積載
④滑りにくい床構造
⑤馬が怪我をするような突起などがないか



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対州馬の飼養と調教 34「 どうやって初めて馬運車に載せるか 」

未調教であった馬を単独で馬運車に載せ、移動することができれば、一応一区切りの水準に達したと言っていいでしょう。
まず載せようとするする馬にあった構造を持つ馬運車を準備するところから始まります。
特に注意するべきは、移動中に安全に馬体を守れる構造になっているか、という点と乗り降りしやすくかつ頑丈なスロープが容易にセットできるかという点でしょう。もともと馬運車として作られているものは、競馬馬のものであり、対州馬のような馬のものではないので、自作で馬運車をつくるか、牛や豚などの家畜を運ぶ専用車を使うかのどちらかになると思います。ここでは、馬運車の構造にまでは触れません。
最初は当然ながら馬にトラックに乗る理由もその魅力もありません。長い時間をかけて「こうすること(馬運車に乗ること)を覚えていくよ」ということを馬に伝えていかなければなりません。
この段階までに人間に従って曳かれたり、止まったりするということができるようになっていなければなりません。


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対州馬の飼養と調教 19「 馬を叩く、打つということは馬にとってどのような意味があるか 」

馬を叩くという行為は、これは競馬では通常の行為と言えますが、感情に任せて行われる場合はただの虐待であるし、馬との関係を著しく悪化させるものです。しかし、これが「no good」を伝える行為として適度な強さとタイミングで行われる場合はコミュニケーションとなります。
一般的に誤解されやすいのは、同じ力で叩かれたとしても、馬は人ほど敏感には感じないということです。夏にはサシバエという吸血バエが多数馬の体にたかることとなるが、これをハエ叩きで叩かれることは馬はまったく苦にしません。鞭は叩くための道具ではありません。


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対州馬の飼養と調教 14「 対州馬の蹄の管理 」

対州馬に限らず、馬の飼養において、なかなか大変なのが、この蹄(ひづめ)の管理です。
蹄は健康状態のバロメーターでもあります。すなわち、餌の種類や量が適切でないと、蹄の軟弱化として現れて、最悪の場合取り返しのつかないことになるのです。また、裏ぼりと呼ばれる蹄の内側の泥を掻き出す処置をしておかなければならないし、伸びすぎた蹄は敵的に削蹄しなければなりません。しかし、調教のついてない馬を飼養するにあたり、もっとも苦労するのがこの蹄の管理です。
馬がきちんと調教を受けてきており、削蹄士が削蹄できるのであれば、このトピックスはこれ以上読み進める必要はありません。
私の場合、馬が未調教で最初の放牧地が粘土質であったことが、大きな苦労の元となりました。たとえ、苦労して裏ぼりしても、数メートル動けば、また粘土質の土が詰まってしまうからです。
また、削蹄に関しては公営競馬のある佐賀の削蹄士に何人かコンタクトしてみたのですが、馬の調教に関してはほとんど期待することはできませんでした。あくまで、その馬がおとなしく足を人に持たれ、削らせる状態でないと依頼することはできませんでした。つまり削蹄士はあくまで削蹄士であって調教士ではないということです。
しかし、現実問題馬の蹄は伸びてきますが、おとなしく足を持たせない状態で刃物を使って削蹄するなど、できるはずがありません。では、どうするか?鉄製のやすりで削ればよいのです。対州馬の場合、餌を食べている時など、大概のことをしても気にしません。したがって、伸びた蹄をやすりで削ることは、ほとんど問題ありません。足を持ち上げて削れれば、それにこしたことはないのですが、その状態が確保できない状態ならば、やすりで削ることで問題は解決できます。やすりはネットで買えるし、高いものではありません。しかし、蹄鉄を打つという場合にはもちろん足を大人しく持たせるという段階にいかなければ成立しないことは言うまでもありません。かつて長崎市にいた馬搬の業者さん達は、蹄鉄を作り、装着することも自身で行っていました。
まず考えるべきことは、馬のいる場所の土の質と蹄の関係。これはかなり重要です。ある程度の固さのある土の方が蹄にはいいです。こういう場所を歩き回っていると、蹄は適度に削られ、内側に泥が詰まることもありません。さらに砂に寝転ぶ場所があるという環境づくりを目指すべきでしょう。

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対州馬の飼養と調教 1

超絶滅危惧種である対州馬の保存と繁栄を願い記事を作成・投稿します。記事内で使用する画像はほとんどがオリジナルですが、馬のことを広く知って頂くために敢えてキャプチャーの画像も含まれることをあらかじめお断りしておきます。

序章

日本在来馬8種の1種で対馬原産の対州馬は、2019年8月現在、すでに「絶滅中」とでも形容できるような状態にある。これには種々の理由が存在するが、非常に混み入ってしまうので、この場では割愛します。
馬についての説明は非常に退屈なものであるし、他にも多く述べられてるので、初めにいかにして私が対州馬を飼いたいと思い、それを実践していったかをなるべく時系列に沿って述べていきたいと思います。

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「なぜ 対州馬を飼いたいと思うようになったか」

1963年(昭和38年)に長崎市で出生し生まれ育った私なのですが、対州馬に興味を持ったのは恐ろしく後にあってからのことです。
いや、正確に言うと「馬」そのものに特に興味もなく、「対州馬が好きになったから、馬を好きになった」という言い方が当てはまるのだと思います。
だから、多くの乗馬をされる方、馬好きな方とは最終的な価値基準は一致することが多いのですが、多少の違和感はどうしてもぬぐい切れない場合もあります。「競馬ファン」と自他ともに認める方々とは根本的な馬に対する価値観が違うと言っても言い過ぎではないでしょう。
私の場合、ベースにあるのは『 郷土長崎の戦後復興の一役を担った不思議な因縁のある馬 』というものなのです。

対州馬との運命的な出会いは、仕事がきっかけで訪れた大村市のとあるカフェでした。
そこにいた牝の対州馬は馬というより、むしろ犬に近いような感じでした。
それまで目にしてきた馬というのは、近寄っていっても、そのまま草をはんでいるか、何も反応しないというイメージの存在でした。
しかしその馬は明らかにこちらに興味を持ち、ずっとこちらを伺いながらもじもじしていました。しばらくして馬の名前を呼んでみると、もじもじしながらも少しずつ近寄ってきました。そしてその後はべったりと甘えてきて私の洋服をはぐはぐしたり、といった感じでした。私はすっかりその愛らしさにやられてしまいました。こうして、私と対州馬との決定的な「縁」が出来上がりました。
『 対州馬は長崎市に気の遠くなるほど存在する坂段や狭いスロープを荷物を背負って働いていた馬 』。
そこから私の対州馬に対する熱烈な思いはつのる一方で、ついには飼養することになりました。

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プロフィール:江島 達也
 長崎市泉町生まれ。 私の「故郷」は戦後間もない頃造られた、お風呂もないアパートで棟の名が「隼(はやぶさ)」。それが絵師としての屋号です。群馬大学教育学部美術科卒。 大学の4年間、実にボンクラな学生でしたが、4年目は仲間と自主ゼミを立ち上げJ・デューイやM・モンテッソーリなどの教育学を学びました。この頃、前橋市内にあったフリースクール(オルタナーティブ・スクール)をつくる会などに参加しまして、この時期の様々な社会人との出会いが、その後大きな影響となりました。
包装機械メーカーの東京営業所に入社、8ヵ月後退社。平成2年より長崎県教員として県内各校に勤務しました。 平成17年末退職後、フリーのイラストレーターとして活動開始。
平成23年3月 「僕の子ども絵日記~ながさきの四季」(長崎新聞社)出版 
平成24年 「長崎の坂道で対州馬の荷運び再現」プロジェクト。25年 再び長崎市で対州馬による荷運び業再開を目指し「對州屋」として活動開始。29年 あさひ日本語学校・校長職を兼任。
〒852-8065
長崎市横尾町
tek/fax095-857-5236


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馬運・馬搬・作業萬ず/
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