私も大好きな漫画だった「タイガーマスク」。
確か「ちびっこハウス」という孤児施設でそだったタイガーマスクこと、伊達 直人は自分がタイガーマスクだとは打ち明けずに同施設を訪れては、贈り物などを手渡していた・・・と記憶しています。

ともあれ、ここ長崎でも、被爆者の方が「伊達 直人」の名で、ランドセルを置いていかれたり、中学生までもが、この運動に共感し、確か文房具などを寄付しているなど、伊達 直人運動は日に日に広がりを見せている・・とニュースは伝えています。

一部メディアは
『・・・寄付が届いた児童養護施設の職員の一人は「もちろんありがたい」としながらも、複雑な表情。子どもたちには「多くの方々に支えられて生活ができている」と教え、寄付者には直接感謝の気持ちを伝えるよう指導している。顔の見える関係こそ、教育の根幹と考えるからだ。だが、漫画の主人公の名前では「お礼の言いようがない」。
 地元にはメディアに取り上げられずとも、長年、寄付や慰問をしてくれる支援者がいる。「地に足の着いた支援に、もっと目が向けられていいはずだ」。やがて施設を出る子どもたちに必要なのは、地域で支えとなる人たちの存在だからだ。「児童虐待に胸を痛めている人なのだろうか。福祉への関心が高い人なのだろうか」。寄付者の姿に思いをはせるこの職員は「子どもたちの教育のためにも、ぜひ名乗り出てほしい」と話している。・・・』
などと伝えており、この考えもよくわかりますが、誰かが「善意を示そう」という、この連鎖は、冷たさばかり目立つ現代において、やはり「あたたかい」ものであり、大事な「一石」だと思います。
何もせず(したこともない)に、批判ばかり・・・より、よっぽどいいと思います。

ふと、長崎で終戦前後に活躍した「ゼノ修道士」のことを思い出しました。
zeno366

戦後間もない頃、長崎・竹の久保にあった、「蜂の街」(と呼ばれたバラックの集落)で戦災孤児たちに贈り物を届けるゼノ修道士の姿です。
brother zeno 367

確かに、こういう善意を行動と示してすことが、ニュースとならず当たり前な世の中になり、子どもたちや恵まれない人の笑顔を直に共有できる社会的環境が育ってくるといいなぁ・・と思います。

ゼノ修道士は日本全国において行動しています。下は、ボタ山が写ってるので個人的に好きな画像ですが、福岡県飯塚市でのスナップです。
zeno botayama 368