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考えておかないといけない大切な点は次の5つ程度と考えます。

①走行中、馬の頭部を保護できる構造
②走行中、馬が飛び出さない構造
③乗り降りがスムーズにできる踏板の設置と積載
④滑りにくい床構造
⑤馬が怪我をするような突起などがないか



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①走行中、馬の頭部を保護できる構造
1トン車、2トン車くらいだと、馬の頭が運転台の天井よりも上に出ることが考えられます。このために走行中、馬の頭部が何か接触して怪我をするというような構造であってはなりません。ひとつ間違うと馬が即死する可能性もあるからです。

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②走行中、馬が飛び出さない構造
馬が荷台に上がっている途中で、何かに驚いて跳ねる可能性もあります。馬体を保護する枠は、しっかりした構造であるべきです。上画像の場合、再度の枠にパネル板を装着できるようになっています。場合によっては、枠の間に馬が脚を入れてしまう可能性もあるからです。

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③乗り降りがスムーズにできる踏板の設置と積載
画像では、パネル板だけのように言えますが、下には足場を溶接して作った鉄の枠があります。馬の体重は300~500kgあるわけですから、その強度に十分耐えられるものでなければなりません。また、積み込みも素早くできる必要があるので、画像のものは2つに分けて、荷台のサイドに積載するようになっています。後部のあおり部に踏み台を装着する構造もいいと思いますが、この時は車検に通る企画・構造を考えておく必要があります。

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④滑りにくい床構造
画像のものはそうなっていませんが、鉄板は濡れると滑りやすいので、馬が滑らないような素材・構造を考える必要があります。私は、突起のあるゴム・マットを敷きました。ゴム素材も、晴れている時はいいのですが、濡れると滑りやすくなるので、いずれにしても雨天時の馬の移動は極力避けるべきでしょう。また、画像では踏板が荷台の外のあおり部分に掛けてあるように見えますが、それでは当然馬が乗った時の強度が保証できません。必ず踏み台は、荷台の上に掛かるような構造にしてください。

⑤馬が怪我をするような突起などがないか
人間にとっては気にならないような、突起や角も馬にとっては思わぬ凶器となってしまうことがあります。ネジの頭や鋭利な角などは、種々の素材で丸く埋めておく必要があります。