youtubeに「軍艦島(端島)」についての本質をよくとらえている秀逸な民放番組がアップロードされていたので、紹介したいと思います。

昭和49年の放送なので、閉山に直面し離島を余儀なくされた鉱員さん家族、とりわけひとりっこのゆうじ君にスポットを当てた構成となっています。
閉山時に小学6年ということは、ほぼ私と同級生ということで、そういった意味でも親しみがわきます。

↓ 談笑するお父さんとゆうじ君。日給アパート(16~20号棟)の室内ですね。炬燵やストーブがあるからという意味でなく、非常にあったかそうな様子が伝わってきます。
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動画の中に出てくる端島坑の内部の様子も具体的によくわかります。
海底坑道とは言え、こんなにも海水が坑内に漏れてきているとは思いませんでした!鉱員さん達は皆、雨合羽とゴム手袋を着用しています。最深部で湿度95%、温度40度という坑内で、この格好は、どんなにか苦しかったでしょうか!
湿度が高く、乾かないので明治・大正時代にはほぼ素裸で掘っていたという坑員さん。合羽を着用するのは、塩水に長時間さらされると、肌がかぶれるからでしょうか。
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どこの炭鉱でももっとも恐れたのが、水だと言います。水が多いということはそれだけ岩盤が脆弱で、落盤を引き起こしやすいということですし、溜まり水などに当たれば、とんでもないことになります。細い管のような坑道は、ホースのしくみと同じとなります。勢いくるった水の前にまず逃げ道はありません。たちまち坑内は水没してしまい、大災害となってしまいます。
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坑内で毎日作業をしていた坑員さん達は、どのような思いで入坑していたのだろうと思います。

毎日、多くのツアー・ゲストがこのドルフィンに降り立っていますが、ぜひ軍艦島(端島)とは、そういう場所であったという思いを心の隅にでも持って参加して欲しいですね・・・。
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