松浦鉄道、神田(こうだ)駅。乗降する人もまばらな無人駅です。
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しかし、石炭で賑わった頃、佐々町にある国鉄佐々駅、小浦駅、神田駅に職を持つ国鉄職員は総勢400人を越えていた、と資料にあります。今では創造することさえ難しい数字です。
下は神田駅を通過する松浦鉄道(MR)の車輌。横には、日鉄神田日窒江里炭鉱があった頃使われていたホーム跡が寂しげに残っています・・・
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繁栄の名残をとどめた「肥前神田駅」の駅舎。この駅に思い出のある人も多いことでしょう・・・
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昭和2年の資料によると、『 降炭トロッコ 肥前炭鉱(世知原町)のレール道を買収し、馬を以て曳かせていた。(昭和6年の鉄道利用まで) 』とあります。下の画像は神田鉱のものではありませんが、おそらくこのような光景が見られたことでしょう。馬たちは臼ノ浦(うすのうら)の積み出し港まで何往復もしたとあります。
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昭和2年というと、圧倒的に圧政ヤマが多く、苦労の多かった時代です。人であれば、職を辞することもできたでしょうが、トロッコを曳いた馬たちがどんなにか精を出しただろうかと考えると、切ないものがありますね。
(画像は筑豊のもの)
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その後、機械化が進み、やがて石炭産業に翳りが出て、今はまた静かな場所となった同地。明治、大正、昭和、平成という時代の移り変わりを思い浮かべながらこの辺りを散策されるのもいいのではないでしょうか・・・。
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