「近くて、遠い島」・・・それが飛島(とびしま)炭鉱のあった松浦市今福町、飛島です。
松浦市今福港からはこんなにも近くに見えるのですが、フェリーの便数が少ないため、そうやすやすと行ける場所ではありません。しかし、だからこそ、行ってみたくなるものです。フェリーは今福港と鷹島の殿ノ浦港を往復する途中で飛島に寄りますが、ダイヤの関係で、今回は鷹島の方から渡ることにします・・・・
(島の最も右側に見えるおにぎりのような山の部分が炭坑時代のボタ山です。)
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福島町から見た飛島。左側には瀬戸を挟んで小飛島が並んでいます。ここからはボタ山がよくわかります・・・。
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殿ノ浦港から15分あまりで飛島港に着きます。今回はコブつきでの訪問なのでしたが、降りたのは我々2人だけでした。船はロープで係留することもなく、さっさと出航します。
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上陸後、一人の人も見かけることなく、鉱業所跡の東部海岸へ歩き出します。右側には小飛島が見えています。
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社宅跡らしき建物が現れました。今では地元の方の倉庫として使われていたようでした。
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じっくりと中を見たかったのですが、やはりそれは遠慮しました。
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しかし、こうして見ると何となく炭鉱住宅が建ち並んでいた風景が想像できるような気がします。
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吉井町福井炭鉱の社宅で見た「万年風呂」がここでも使われていました。
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港から歩き出してから約15分ほどで、前方にボタ山と鉱業所跡が見えてきました。・・・それにしても暑い日でした・・・。(次回②へ続く)
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↓ 記事を読んで頂いた方から、島の生活の様子が浮かんでくるようなお便りを頂きましたので、ここに載せておきます。

『 昭和33~34年の一年間と云う短い期間でしたが父親の仕事の関係でお世話になりました。中学二年生でした。住まいは小さな市営住宅で昔からの集落と炭鉱住宅の境目にあり、小飛島が目の前に見える岸壁でした。
蛸壺漁の小さな漁船に乗せてもらったり、集魚ライトを着けた大きな網船にも乗せてもらい、帰宅時には分け前だと云って捕れた魚を頂き、いさんで母親へのお土産にした事もありました。
炭鉱では共同浴場を使わせて頂いたり、安価なマーケットもあり、青空劇場では最新の日活映画などを上映し、住民サービスをしていました。
書き出したら切りがないほどの楽しい思い出も、、、そして悲しい出来事もたくさんありました。
その後、一度も訪れることはありませんでしたがあの時の思い出は今でも鮮明によみがえります。今は横浜に住んでおりますが近いうちに訪ねてみたいと考えております。 』

2013-10-13

↓ 同じく記事を読んで頂いた方からのお便りです。当時の暮らしの様子がよくわかる貴重な記録だと思いますので、ここに付記させていただきます。

『 懐かしい飛島。 私は小学校3年生の時、父の仕事の関係で飛島へ移りました。
海に囲まれた小さな島が私にとっては新鮮なもので何処もが遊び場でもありました。
学校は小さいため午前と午後の二部制であったと思います。
午前中は好きな釣りをしたりしていました。時間を忘れてぎりぎりまで釣りしてあわてて社宅へ駆け上がるとき電線に釣り糸が絡み、せっかく買ってもらった釣り道具がぱぁーになったことを思い出しました。
父の仕事の関係で一年足らずの飛島でしたが思い出がよみがえってきます。
その後、炭鉱を転々とし、小学校5年生の時、名古屋へ移り、今に至っております。

今は65歳、定年後は週三日勤務、1年前にキャンピングカー購入し悠々自適な趣味を満喫しております。
今思えば私の人生の基盤となった小学校生活。 転校を繰り返したがそれぞれの場所でいろんな思い出やお思いがあります。 』 2015-07-14 10


↓ 同じく平成27年8月に記事を読んで頂いた方からのお便りです。当時の暮らしの様子がよくわかる貴重な記録だと思いますので、ここに付記させていただきます。

S24年3月生まれの母が飛島小、今福中に通っていました。
今でも、昔懐かしい記憶が蘇り、たまに当時の話をしてくれます。
放課のチャイムが鳴っているのに気づかず、学校の前の浜辺で貝獲りをしていて、先生に叱られた話。
貧乏で決して裕福とは言えなかった当時でも唯一、古本屋でマンガだけは母親が借りてくれた話。
私の母はその後、父親と共に引越しを繰り返し、集団就職で名古屋に来て、現在も名古屋在住です。

2015-08-09


↓ 同じく平成28年11月に記事を読んで頂いた方からのお便りです。当時の暮らしの様子がよくわかる貴重な記録だと思いますので、ここに付記させていただきます。

飛島の話、懐かしく読みました。
炭鉱名は、振興飛島炭鉱と
言ってました。今振り返ると、炭鉱最盛期の頃だったのでしよう。
会計係に勤めて居ました。船で今福の銀行に金を借りに行った事も有りました。恋もしました。
今88歳、死ぬ前に飛島に行くつもりです。島を一周したい。
2016年11月30日