私にとって「イングランドのウサギ代表?」と言えば、ピーターラビットよりもこの、「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」で、なんとも切ないストーリーなのが味わい深いと思うのですが、物語が出来た由来というのは、表題の通り、リチャード・アダムスが家族旅行中、2人の娘のために話して聞かせた創作話です・・・。
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リチャード・アダムスをwikipediaで調べてみると、呆れるほど素っ気ないものです・・・
『イングランドのバークシャー出身。オックスフォードで歴史を専攻し、卒業後は農務省に勤務。

処女作「ウォーターシップダウンのうさぎたち」は、本として書き上げるのに2年かかり、13の出版社に断られた後にやっと出版されたものだが、イギリスの二大児童文学賞、カーネギー賞とガーディアン賞を受賞して大ベストセラーとなった。』

「13の出版社に断られ・・・」と聞いて74歳において執筆した処女作「 A river runs through it 」を大手出版社に売り込んだものの、ことごとく断られたノーマン・マクリーンを思い出しました・・・

題名の「ウォーターシップ・ダウン」は実際にハンプシャー北部にある丘陵で、アダムス自身が育った場所です。その名のとおり、船がひっくり返ったような形をしていますね・・。
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このあたりがそうでしょうか・・・・?

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昭和54年に映画化された時は、大ヒット・・というわけにはいきませんでしたが、内容はもちろん、ポスターも、アート・ガーファンクルが歌う主題歌「Bright Eyes(ブライト・アイズ)」も大変印象深いものでした。


「ヒット作をつくろう!」としただけであれば、ここまでねばり強く持ち込みをつづけなかったかもしれませんね。この物語が娘たちとの大切な思い出であったからこそ、形として残そう・・としたのではないでしょうか。
そして、何はなくとも、豊かな自然の中で、創作して話して聞かせた・・ということ。「豊かな文化」とは、そういうものであるべきなのでしょう・・・

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