昭和46年に廃線となった国鉄世知原線跡は、現在サイクリング・ロードとなっており、かねがね一度走ってみたいものだと思っていましたが、夏休みの一日、コブつきで走ってみることにしました・・・。
同コースは松浦鉄道吉井駅から世知原町まで続いており、沿線にはかつて「日鉄御橋炭鉱」(内部リンク)がありました。
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吉井町踊瀬付近から娘を先頭に、世知原方面に向けスタートです・・・

廃線跡コースは、世知原町に向かって緩やかな登りになっていますが、小学2年の娘でも難なくこげるくらいのもので、非常に快適です。
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この辺りがかつての日鉄御橋鉱でしょう・・・
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山の稜線が一致します・・。炭鉱住宅が建ち並ぶ、この辺りは昼夜を問わず人の行き交う、賑やかな炭鉱町であったことでしょう・・
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この辺りに、鉱業所があったのでしょうか・・・
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やがて「祝橋駅」のホーム跡を通過。小さなホームですが、ちゃんと残っています。
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世知原町太田橋に到着。山小屋風のバス停で水分補給。今回はここで折り返します。ベンチでジュースを飲んでいると、バスから降りてきたおばあちゃんと話し込み、孫談義などで盛り上がりました。帰り際、おばあちゃんは「がんばって!」とアメをくれました。
・・・ところで、このバス停の後ろに「竪坑やぐら」が見えています・・・!
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そう、ここは「八天工業」さんの敷地です。
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つまり、かつての松浦炭鉱(飯野炭鉱)(内部リンク)の「春日坑」があった場所です。
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ちょっと見学を・・・・。現在はトンネル掘削関連の機械・機器を製造しているようですね。流石です・・・
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この場所で、こんな大きな竪坑やぐらを見られるとは思いませんでした。
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これは巻き上げ機でしょうか・・・。ちなみに、これは敷地の前庭に置いてあるのであって、不法侵入?したわけではありません・・!
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帰りは吉井方面へ・・。今度はずっとなだらかな下りなので、気分も爽快です!
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松浦炭鉱~御橋炭鉱と続く(かつての)炭鉱地帯に想いを馳せながら、田園地帯を眺めつつ走ってゆきます・・・
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再び「祝橋駅」ホーム跡横をすり抜けて・・・
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「ちょっ、ちょっと待って!」・・・・
道の脇の草むらには石炭(ボタ)のようなものが、落ちています。
・・・「なんば、しよっとね??」
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ふたたびゴールを目指します。
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だんだんと吉井の町が近づいてきます。帰りはずっと下りなので、こがなくてもこの通り・・・。
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休憩も含めて約1時間のサイクリングでした。
これだけ極上のサイクリング・コースですが、行き会った自転車は、小学生の男の子1人。少し寂しかったのですが、その男の子は、「こんちは!」と元気なあいさつをしてくれました。さすがは、吉井っ子ですね!

今度はもう少し涼しい時季に、世知原まで行って、折り返したいと思っています。
アウトドアと自転車好きの方には、ぜひお勧めのコースです。
さらに炭鉱好き?の方には超・お勧めのコースですね・・・!


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