長崎・平和公園の東南、浦上天主堂側に階段を降りると、そこは驚くほどひっそりとしています。
小さな橋を渡ると古ぼけた「平和町」のプレートのかかるブロック塀にはかわいらしい絵が・・・・・

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「山里平和保育園」を囲むブロック塀です。
中からは賑やかな子どもたちの声がします・・・
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山里平和保育園の前身は長崎市立山里保育所。昭和23年に施行された児童福祉法に伴い市内に設置された保育所のひとつで、同26年に平和公園、爆心地公園沿いを流れる下の川のほとりに開かれました。写真は同33年に撮影されたもので、遠くには再建中の浦上天主堂が見えます。
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山里保育所は平成23年4月より民間に移譲されましたが、その際「平和」という名称が加えられています。
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開設当時の状況がいかなるものであったか、知るよしもありませんが、子どもを育てる愛の精神は時を経ても変わらないものでしょう。
この絵のように、「平和」がずっと続いていき、子どもたちが伸びやかに育っていってくれることを願うばかりです。
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同園のHPより

山里平和保育園は、平成23年4月1日より長崎市から民間移譲されて、開園したばかりの保育園です。

わが園の言葉は、

さしさと ごころで さえあう もに いわの町で のちの尊さを すれない子どもを育てましょう。


園のすぐそばには、平和公園の敷地となっている浦上刑務支所の壁が見えています。これも貴重な被爆遺構なのですが、老朽化した為か、付近は立ち入り禁止となっています・・・
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*(説明のためにやむなく資料を引用させて頂いております。目的は戦争の悲惨さと平和の尊さを若者や子どもたちに伝えるです。ご了承のほどお願い致します。今後は現代の世相を鑑みて、ブログとしてのコンプライアンスをより重視してのぞみたいと考えております。2016年7月