西海市松島の釜浦港近くの断崖に、ハヤブサの雛が2羽育っていることは知りつつも、なかなか見に行くチャンスがなかったのですが、ようやく足を運ぶことができました。しかし、幼鳥はすでに親とかわらぬぐらい大きくなり、巣から出て飛翔しておりました。
私の貧弱な機器では、うまくその飛翔をとらえることが難しかったのですが、1時間あまり粘って、ようやくなんとか撮れたのが、↓これです・・・^^;;; 逆光でわかりにくいですが、体が白っぽく、トビよりもスリムで羽根が長いと感じました。付近にはトビが多くいて紛らわしいのですが、尾翼がハヤブサは画像のように「U」字になっているのが、見分けるポイントです。トビの尾翼は「W」字のように真ん中が割れています。
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残念ながら、とまっている姿を撮ることはできませんでした。この断崖に幼鳥が育った巣があります。
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何回もチャレンジしては失敗した、ハヤブサの飛翔の動画です。
おそらく映っているのは幼鳥だと思います。まだ、ぎこちないように見えました・・・






今朝の長崎新聞に記者さんが撮った松島のハヤブサたちの写真が特集として掲載されていたので、紹介します。
ひと月ちょっと前は、こんな小さかったんですね・・
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これが5月8日。ちょうどひと月前です。
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同じく5/8。たびたび襲撃してくるカラスを威嚇する親鳥です。
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5/16。断崖から滑空する幼鳥。すでにハヤブサの風格があります。
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無事に育った2羽は競い合うように翔ぶ練習をしているようですね・・・
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人口減・少子化・・・その憂いは松島に限らぬことですが、静かになったからこそハヤブサの親子がこんなにも人の近くで暮らすようになったのかもしれません。そういった意味では、この島本来の豊かさが戻ってきたという見方もできるのかもしれませんね。(ぼくちんは、ちょっと退屈そうですが・・)
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西海市・松島のハヤブサ 
↑ この記事に載せたことですが、今後若鳥は、親鳥に飛び方や獲物の取り方を教わった後、10月には、ここ松島から追い出されることになるのですね・・・・その時が2羽にとって本当の「巣立ち」となるのでしょう。それまで、また何度か見に来たいと思っています。

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