「景観的個人店舗遺産 」・・なんて言っていいものやら、どうかわかりませんが、私は下のような個人商店さんにとても魅力を感じます。なんと言うか、「ヒトがそこに住んで地域と密着して商いをされている」感じが、すごく伝わってくるんですね・・・。
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(佐世保市稲荷町)

こういう店で商いをされている方に、悪いヒトはいないって言うか・・・・実際、自分が道を尋ねたりするのに、まず入っていくのは、こういうお店の方ですし・・・。おそらく観光客の方だって、そうでしょう。
このお店は、坂の町の一角にポツンとあるお店です。こういうお店が1軒でもあると、なんだかほっとしますね。「グリコ・アイスクリーム」のアイス・ボックスの中に子どもが頭を突っ込んでいる光景を想像すると、ちょっとシアワセな気分になれます・・・
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(長崎市館内町)

そりゃ大型店舗も悪くはないですが、こういうお店のヒトは、なんというか「まなざし」が違いますね。勢いもあるって言うのか・・・。「安さ」で商いをするんじゃなくて、人柄で商いをしてる、みたいな。
そして、やっぱりこういうお店は、その町の景観そのものを生み出してるって感じます。
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(長崎市住吉町)

これは、いわゆる「オトナの映画館」なんですが、昔の映画館というのは、こういう造りで、なんというかムードがありましたね。
私が幼い頃住んでいた近所にも、ポルノ専用の映画館があったのですが、入り口にはジョン・ウェインの看板がかけてあって、夏休みには漫画映画をやる、というちょっと小粋な映画館だったのを覚えています。
「娯楽の伝道」の文字がいいですね・・・
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(長崎市丸山町)

ここは、けっこうな山の中なんですが、やはりこのお店1軒あると違いますね。黄色い旗は「子ども100番」の家の印のようです。確かに、こういうお店のヒトの目っていうのが、地域の安全面においても大きいと思います。
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(西海市)

かつての一番の社会教育の場であった銭湯。私はひとり暮らしをしていた学生時代、よく銭湯にいったものでした。そこは故郷からはるか遠くであったので、なんとなく寂しい時に、行ったのだと思いますが、そこでいろんな人と知り合ったりして、帰りにはほっこりした気分で帰っていたのを懐かしく思い出します・・・
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(長崎市大浦町)

私は古いものが好きなんですが、人のいなくなった「廃墟」というものには、魅力を感じません。「朽ちていく美」なんてものは、まったく理解できませんし、金輪際わかりたくもありません。
ただかつて「ヒトが生活をし、そこに賑わいがあった跡」を見ると、どうしようもなく切ない気分に襲われます。

この酒屋さんは、残念ながら、もう廃業されてしまっているようでした。かつては、夕暮れ時ともなると店に明々と電気がついて、男達がわいわいと酒を飲み・・・という光景を想像してみると、やはりこういった個人商店は、その土地にとって、遺産的な価値があると思ってしまうのです。
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(東彼杵郡波佐見町中尾郷)



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