images

学生の頃、住んでいた前橋市の、敷島公園の近くにあるカレー屋でバイトをしたことがありました。
そのカレー屋の雇われ店長は、まだ20代後半だったと思うのですが、なかなか言葉に含蓄のある人物で、
たまたま同じ下宿に住んでいたので、何度か酒を飲みながら話したことがあったのですが、彼の言葉で、今もクリアーに頭の中に残っているものがあります・・・

*何かをやろうとする時、その結果と影響というのは、人間の予想とか人知を遙かに超越したものである。やっても後悔するだろうし、やらなくても後悔するだろう。だったら、まずはやってみることだ。

*こつこつやっていく、とうことは、必ず少しずつ積み上げていることになってる。

*商売の基本は、まず商売敵をよろこばせることを考えることだ。


文言はかなり曖昧ですが、こんな感じでした。

で、最初の言葉などは、かなり自分にインパクトがあり、この言葉は、教師生活の中で、何度も生徒の前で使った言葉でした。
しかし、あのカレー屋の店長が、何故これ程の言葉を言えたのだろう・・・とずっと不思議に思っていたのですが、どうやらこれ、ニーチェの言葉だったのじゃないかと最近わかりました。
店長がニーチェを読みかじっていて、あの時その一部を私にはなしたのではないかと。

それが判ったきっかけというのが、上の本「ニーチェの言葉」を本屋で立ち読みしたことでした。
パラパラとめくったら、スーッと入ってきたので、結局買ってしまったのですが、読んでみると、まるでそれは「読む処方箋?」のように感じられ理屈じゃなくて感覚的に入ってくるものでした。
そして、その中のいくつかは、そのカレー屋の店長が言った言葉に非常によく似ていたというわけです・・・。




人気ブログランキングへ