ついにこの日が来るのか・・・・という気がします。
「3年B組金八先生ファイナル ~ 最後の贈る言葉」
TBS系 3月27日(日)19:00~

私にとって、武田 鉄矢さんは第一に金八先生の武田さんであり、第二に海援隊の武田さんでありました。

私の中学教師時代、TVの中とは言え、坂本 金八という人物がいたことは、とてつもなく大きなことでした。
もっと普通の表現をするならば、小山内 美江子さんの本、「金八先生シリーズ」(高文研)の大ファンであり、描かれている、その真摯な中学教師像は、私の職業上の憧れそのものでした。
TVの中の金八先生と本の中の金八先生が、私の中で、リアルに生きていたように思います。
wakai648

このチラシの文句にあるように、本当に、この頃、本の中で、金八先生に出会っていましたね。
このシリーズ、ドラマの脚本などではなく、本当に真摯に中学生を描いた秀逸な作品群です。
しかし、当時の職場では、「あれはドラマやけん、本当とは違うし、見ない」と言う教師も少なくありませんでした・・・・と言うか、「好き」という教師にも会えませんでした。


下は、荒川の川べりで、中学生たちを集め、戦争について、「野外授業」を行う・・という章の挿入写真。
こういうシーンは、教師であった自分に随分と大きなインパクトを与えてくれました。
wakai649

武田さんが九州の出身であり、また自分もまた坂本龍馬が好きだったという点も多いに共感を持てる部分でした。
wakai645
同じ頃、よく参加していた海援隊コンサートでは、途中武田さんによる自作の朗読コーナーがあり、これが大好きでした。
まるで、金八先生の授業を聞いているかのような、その世界に文字通り没頭していましたね。
wakai646

本の中にある、小さなカットやポエムを、コピーしたり写しては、その頃つくっていた学級通信に貼り付けていました。
下は、そんな思いが、ドラマと丁度リンクしたと言うか・・・自分にとって非常に印象深かった年の学級通信です。
この「若い翼」と題した通信を一年分綴じたものを、その後、海援隊コンサートの折に、「武田さんに読んで頂ければ」とスタッフに渡したことがありました。そのスタッフさんは、「必ず渡します」と言ってくださいましたっけ・・・
emukae652

wakai644

emukae651

最近刊行した本、「僕の子ども絵日記 ながさきの四季」の中の第18回、「ホントに大丈夫や!?」の中に描いている教師は、設定では小学校教師ですが、金八先生をイメージして描いたものです。
080711_2

金八先生の最後の授業、私はしっかり見届けたい・・・と思っとります。

http://www.tbs.co.jp/kinpachi/


人気ブログランキングへ

「美術・映画・芸術」 記事一覧