爆心地より5,8㎞離れた距離にあり、市街地からは山ひとつ隔てた、この戸町小学校校舎が被爆遺構であることは、あまり知られていないことかもしれません。
もちろん毎年全国から大勢来られる修学旅行の「被爆遺構マップ」に登場することも、皆無でしょう。
校門前に被爆遺構であることを示すプレートが立っています・・・
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プレートによると、被爆による直接の死者は出なかったものの、校舎西側のガラスは全て割れ、側にいた教師の背中一面にガラスが突き刺さり、大怪我を負ったとあります。また鉄製の窓枠もゆがみ、開閉が出来なくなった・・・9月1日より授業を開始したものの、物資が不足し、裸足で登校する児童も多かった・・・などと記載されています。
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現在の校舎は、部分的に増改築が行われているようですが、どの部分が被爆校舎であるかは、一目瞭然ですね。
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もちろん真ん中の校舎部分が被爆校舎です。現役使用中で、中からは小学生たちの、にぎやかな声が聞こえてきます。
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逆光でもありましたが、なんとも彩度を失った、このコンクリートの色。この色こそが「被爆コンクリート」の色です。この色を直接見て、頭の中に記憶しておくことが、本当に大切なことなのだと思います。
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小学校そばの戸町都水そばの公園では、お年寄りの方と幼児の遊ぶ姿が・・・・。こういう安寧が、これからも永く続くことを願ってやみません。
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