ただでさえ、石垣に惹かれる私なのですが、浦上天主堂のまわりにある石垣は、爆心地からわずかに500mという至近距離にありながら、その猛烈な爆風に耐え、今もその姿を保っています・・・。
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熱線により赤茶色に焼けているのが確認できますが、倒れる危険性などはないということです。

もともと、この石垣、原爆で焼失した旧浦上天主堂(大正3年完成)の時代の、さらにもっと前、旧浦上村山里の庄屋屋敷の石垣として造成されたものです。(浦上教会が高谷家から、明治13年に買収)
石垣は庄屋屋敷とともに築かれているので、その歴史はゆうに200年を越えている・・・・というものです。

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旧浦上天主堂の鐘楼を吹き飛ばし、鉄塔をアメのようにねじ曲げた、爆風と熱線も、この石垣を壊すことができなかったわけです。

「人は石垣・・・」と言ったのは、武田信玄ですが、核廃絶に向けて更なる決意を固くする人々の心も、この石垣に負けないくらい、ずっと強固なものであって欲しいと思います。

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