「なぜ学校はあるの・・・・?」
四月に入学した娘のこの問いに、ひと言で答えられない。
「仲良しができたら楽しい・・或いは、アイディアの豊かな先生が担任だったら面白くなる・・・・」なんて事を一生懸命頭の中で考えてみても、どうやら今の学校は自分のイメージにある昭和40年代の学校とは、かなり違っていることは間違いないようだ。

「なぜ戦争をしたの?」
・・・これもまったく、ひと言で説明できない。

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朝刊の投稿欄に、NHK連ドラ「ゲゲゲの女房」について秀逸なものが出ており、自分の考えていたこともピッタリだったのでうれしくなりました。佐世保市の同年齢の方でしたが・・・。

『(前略)・・・・・物語の展開に泣けたり、うれしさで心がいっぱいに満たされながら、夢中でした。なぜ、これほどこのドラマに入れ込んでしまったのか・・・。それは、主人公夫婦の生きた時代が、両親や私自身が生きた、いわゆる「昭和」の時代であり、登場人物の心の動きにぴったりと一致して共鳴できたからです。
 たとえ物で満たされていなくても、いつかはきっと・・・といういちずな思いや、前向きに努力をし、明るさを失わず、互いに助け合って生きていく姿が懐かしいのです。
 困っている人には自分のことよりもまず、そちらの心を支え、力を合わせて共に生き抜く。おおらかで、ひたむきな時代。そんな時代を懐古できるということは、逆に今、その時代に向かっているはず。・・・(後略)』