naminohira

以前、長崎の坂道を撮って歩いた時に写した「浪の平小学校」跡。
教師1年目の研修時、たまたまバスの隣席になった男が、この浪の平小勤務でした。ワカバヤシ君という男でしたが、彼の話では「小さいながらも、とてもいい学校」だと言っていたのを記憶しています。
またガイドの船上からも長崎に帰ってくるときによく見えている校舎なのですが、今朝の新聞ではやはり「解体」されるという記事が出ていました・・・・。
NHK「龍馬伝」にも登場する小曽根乾堂氏が創設したという、この浪の平小学校も「解体=再開発」という非常な処置をまぬがれきれなかったわけです。
浪の平小に限ったことではないのですが、『学校、特に小学校(校舎)というものは、その地域に住んでいる住民や卒業生達にとってはアイディンティティー確立(或いは保持)の上で非常に重要な意味がある』ということがなぜメディアや世論の中で叫ばれていないのかが不思議です。
本当に「現代の世間」という「ヒト」はちょっと薄気味の悪い、得体の知れないヒトのようです・・・。