夏休みが終わった為か、久々に少人数のツアーでした。全てのゲストさん、グループの方とけっこう突っ込んだ話ができたので、上陸こそできませんでしたが、お互いに満足感のある?ツアーとして無事終了することができました。

われなお生きて

「われなお生きてあり」 (福田須磨子著 ちくま文庫)

夏の帰省中に読んだ数冊の中の1冊。
被爆体験は数多くあるのですが、これだけ時系列に沿って庶民の目線で被爆前後を綴っているものは他にないと思います。
特に衝撃的なのは、被爆2日目(8/11)、浜口付近で出会った黒こげになりながら生きていた人・・・の描写でした。
また文章に出てくる口語が「浦上弁」であり、その出身者の私としては、妙になつかしいところがありました。
ただ、後半の半生記を綴った部分は、著者に関わった個人を一方的に中傷していると思われる記述もあり、この部分に関しては、いただけない思いがしました。