ラジオのローカルニュースで言ってたが、長崎市の夜景の名所である稲佐山の観光客が減ってきているらしい・・・・。市では施設を手直ししたり、夜景webなどを作って巻き返しをはかってるようだが、どんなもんだろう。
webの方はちょっとのぞいてみましたが、明らかに加工してあるのが、ありありで、実に興ざめなものでした・・・。
幼い頃に観た「稲佐山からの夜景」の記憶は、山の斜面にへばりつくように建つ家々の黄白色の灯り・・・でした。「1つ1つに、それぞれ生活する家庭の灯りがあるんだなぁ・・・」と思うと、子どもながらに感慨深いものがあったのですが。
最近の夜景は久しく見てないのですが、きっと夜景の構図も随分と変わったことでしょう・・・。山の斜面がこれだけ「空き家」になったのですから、それだけ灯りが減り、替わってふもとに建つ高層マンション等の規則的な冷たい白色の光が増えたことでしょう・・・。そういう意味では、日本中の夜景そのものが、何だか代わり映えのしないものになってきたということかもしれませんね・・・。

またニュース曰く、とうとう「長崎市公会堂」も取り壊しか、耐震強化かの選択が迫られているとのこと・・・・。ついに公会堂にも、「その時」が来たか!・・と思います。
「新興善小(被爆時の救護所の本部となった所)」を取り壊したり、眼鏡橋付近の古い住宅を立ち退かせたり、暗渠や河川上の建築物を取り壊し、露天商さえも立ち退かせてきた、これまでの行政の在り方を考えると、「取り壊して、どこかのデザイナーがよくわからん建物を造る」という帰結になる・・・と覚悟しておいた方がいいのかもしれません。
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