西友前の歩道で、水仙の花を束ねて、それを売っているお婆さんがいます。低い街路樹の上に数束を置いて、その脇にずっと立っています。なかなか売れている様子もないし、たとえ全部売れたとしても、いくらにもならないと思うのですが、それでも尚そうしているということは、わずかでも生活費の足しにするのか、お孫さんにお菓子のひとつも買ってやろうということかもしれません・・・。
物が売れない苦しさというのは、今のこの仕事を始めてから身に染みて知ったことのひとつです。品物を並べているものの、一向に売れず、恥ずかしさやら情けなさやら・・・。心ないヒトなどは、よく聞こえる?ヒソヒソ声で「気の毒ねぇ・・・」などと言いながら足早に通り過ぎていきます。

一方では、この不況下、市街地近郊に大型商業店舗がオープン。すぐ近くに似たような規模の商業施設がいくつもあるのに・・・?MBAとかまったくわからん世界の人間ですが、こういう経営手法は「我田引水」を狙ったライバル潰しであるばかりでなく、地域の小売店や文化そのものまでを根こそぎ破壊するという素人にもわかる論理をどう考えているのでしょうか?企業として経営の先鋒を担ってるヒトの母親が案外、前述のような花束を売っているお婆さんだったりすることも、きっと少なくないことでしょう・・・・・。